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ゴムチップ舗装の高機能をアスファルト舗装程度の低コストで実現させた歩行者系弾性舗装「ソフトウォーク」

ソフトウォーク 環境問題にも取り組む大成ロテックが開発した「ソフトウォーク」は世界の歩道を席巻する?【ポッドキャスト】



 大成ロテック株式会社は、従来より道路の設計・施工、合材の製造・販売、リサイクル・産業廃棄物処理等を通じて、よりよい社会インフラの整備、人と環境にやさしいコミュニティづくりに貢献している企業だ。
 その活動の成果として、新たに、歩行時の膝への負担を軽減し、転んでも怪我をしにくい歩行者系弾性舗装「ソフトウォーク」を開発した。

ソフトウォーク

ソフトウォークの特長

 一般的な歩道用弾性舗装は、リサイクルゴムチップやカラーゴムチップを樹脂系バインダで現地にて混合し、主に人力にて施工していたが、樹脂系バインダが高価なことや人力施工による施工量の少なさなどの理由から、汎用性に欠けていた。
 
 今回開発されたソフトウォークは、樹脂の代わりにアスファルトを使用し、アスファルトと接着性のよい工業用ゴムのリサイクルゴムチップを混合。また、アスファルトプラントでの製造が可能で、通常の舗設機械での施工が行える。
 バインダにアスファルトを使用したことで既存プラントでの製造や一般の舗設機械の施工により、従来の樹脂系バインダを用いた歩道用弾性舗装に比べ、半分程度のコストに抑えることができる。

 大成ロテックは、公園内歩経路やジョギングコース、広場およびユニバーサル機能が必要な場所での採用に向けて、今後、技術提案を積極的に進めていく予定だ。

大成ロテックが挑んだ「ソフトウォーク」開発目標

  (1) 通常のアスファルト舗装と同様にバインダにアスファルトを使用すること
  (2) 転んでも怪我をしにくいこと
  (3) 既存アスファルトプラントで製造でき、通常の舗設機械で施工が可能であること
  (4) 透水性を有すること
  (5) 安価であること

開発時の主な問題点

  ・アスファルトと接着性の良いリサイクルゴムチップの選定方法
  ・安全性に視点を置いた配合の決定方法
  ・透水性の確保
  ・既存プラントでの製造および通常の舗設機械での施工

大成テロックの開発内容

骨材飛散抵抗性試験 
 リサイクルゴムチップを添加した混合物の安定性を定量的に評価するため、簡易な混合物のすえ切り試験方法 “骨材飛散抵抗性試験” を考案。アスファルトと高い付着性が得られるリサイクルゴムチップの検討を実施。その結果、アスファルトと接着性の良い工業用ゴムのリサイクルゴムチップを選定。
安全性の適合
 安全性については、床の硬さ試験(JISA6519)による衝撃加速度の蓄積データから、怪我のし難い範囲は70~90Gであることから、ソフトウォークの配合もこの範囲に適合するものを選定した。
透水性の確保
 透水性については、最大骨材粒径5mmのポーラスな配合とすることで、高い透水性を確保。
施工性の確立
 施工性改善については、実機プラントでの試験練りや通常機械による試験舗設を繰り返し、製造方法および施工方法を確立した。

ソフトウォークの標準断面

 ソフトウォークの標準舗装構成は、下図[関連資料参照]のように砕石路盤を10cm程度、その上にソフトウォークを3cm設けるものだ。  また、車両出入り口などの場合は、砕石路盤の上に透水性アスファルト混合物層を3cm敷設し、その上にソフトウォークを3cm設けるものである。

ソフトウォーク

ソフトウォークの適用箇所

 ソフトウォークの適用箇所については、バインダにアスファルトを使用したことや既存プラント、および汎用機械の適用により、前述の樹脂系バインダを用いた歩道用弾性舗装の1 /2程度のコストで提供できることから、これまで採用が少なかった公園内歩経路、ジョギングコース、広場およびユニバーサル機能が必要な箇所に適当な舗装である。

ソフトウォークの実施工

 (2006年年3月29日~30日)  福岡県筑後市発注の公園整備工事で1230m2を2日間で施工した結果、プラントでの混合性および現場での施工性は良好であるとともに、施工1年後の現場調査の結果でも適度な衝撃吸収性および透水性を確保していることを確認。  開発間もないことから施工実績はまだ10,000m2と少ないものの、従来品に比べ低価格であることから、大成ロテックでは今後も、技術提案を積極的に進め実績を拡大していく予定だ。

大成ロテック株式会社ホームページ


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●大成ロテック、転んでも怪我をしにくい歩行者系弾性舗装「ソフトウォーク」を開発。
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